森の中の赤い家とピンクのエレベーター

今回私は、森の中に建っている赤い家のエレベーターをイメージして作品を描きました。
 緑をベースにして、赤とピンクを中心に使いました。普段から車いすに乗っている私も「このような家だったら住んでみたいな~」と思いながら描きました。

作家名:谷口 豊己


谷口豊己 31歳 香川県丸亀市出身
生年月日:昭和60年6月14日
社会福祉法人 朝日園 障害者支援施設 朝日園 生活介護利用

【動機、意気込み】
私は、小学生の時に「油絵」を描いたことがきっかけとなり、絵を描くことが好きになりました。そして現在は、普段私が通所している施設で「余暇活動」の時間を利用して自由に絵を描いています。
最近はテーマがある絵に挑戦し、仲間と想像を膨らませ、評価仕合いながら描くことがとても楽しくなっています。自分が持っている感性から浮かぶイメージや色使いを生かして、これからも頑張っていきたいです。

【プロフィール詳細】
1985年(0歳)・・・香川県丸亀市に生まれる。

1992年(7歳)・・・香川県立高松養護学校小学部に入学する。
          (脳性マヒのため)

1997年(12歳)・・・
小学6年生のころ、修学旅行のボランティアとして、香川大学の学生さんが来てくれた。その後、その学生さんが油絵を教えてくれた。これが「絵を描くのが好き」になったきっかけとなった。

1998年(13歳)・・・
香川県立高松養護学校中学部に入学する。
のりと絵の具をまぜて、手で塗って(遊びながら)絵を描いた。そのほかに、電気の熱を利用して発砲スチロールを切り、造形作品を制作した。

2001年(16歳)・・・
香川県立高松養護学校高等部に入学する。
野菜を自分の前においてデッサンしたり、自画像を描いた。(そのほかに、自分たちのオリジナルキャンドルも制作した。)

2004年(19歳)・・・四国学院大学に入学する。

2008年(23歳)・・・
卒業後、リハビリテーションセンターの成人支援施設で「就労移行支援」として2年間訓練を受ける。
その中で「イラストレーター」というソフトに出会い、パソコンを利用してイラストが描けたり、色鮮やかなポスターが制作できたりと、たくさん出来ることがあり衝撃を受けた。

2010年(25歳)・・・
社会福祉法人朝日園 障害者支援施設 朝日園の生活介護の利用開始。福祉ホームで一人暮らしをしながら通所する。
当施設の余暇活動として「書道・絵画教室」に参加したのがきっかけで現在に至る。

2016年(31歳)・・・
地元企業の要望で「うどんのイラスト」を描き、一筆センとして販売を開始した。自分の絵が商品化されたということがとてもうれしい。


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