前回、空の壁紙についての話をしましたが、同様にかなり人気の高い柄がもういくつかあります。その中でも特に安定感にある柄、いわゆる「鉄板」柄が、宇宙の壁紙です。宇宙の壁紙は、本当に定期的に売れ、大変人気のある壁紙。やはり大自然の情景に人は憧れるんてすね。
宇宙柄の中でも特に売れているのがやはり[KP-0032 Real Universe]。
リアルな宇宙を再現した宇宙の壁紙です。
宇宙は、星の明るさが●●等星と表現されるのですが、人間の目が見る事の出来る明るさが6等星以上と言われています。そこから5等星、4等星とだんだん明るくなり、1等から0等、マイナス1等と、マイナスがつき始めると更に明るくなります。
ちなみに6等星と1等星の差は100倍と言われています。
今空に見える星、恒星の中で最も明るい星はおおいぬ座の「シリウス」で、ー1.5等星です。おおいぬ座の鼻先に輝いている星ですね。冬の星座です。今夜空を見上げれば見えますので、お時間ある時に一度見てみて下さい。
そして、星の色も実にバリエーション溢れる色を持っています。
星の色は、星の年齢、つまり星が生まれてからどれくらい経っているかを表しています。
生まれたばかりの若い星は、青や青白い色。温度も高く2万度とも言われています。そこから徐々に年齢を経るとともに黄色ががっていきます。黄色というか、オレンジ色に近いと壮年期、中年でしょうかね。だから太陽はオレンジ色なので中年の星な訳です。黄色〜オレンジだと1万度〜6000度程度。そして老年期に向けてどんどん赤味が強くなり、やがて真っ赤な星となります。赤い星は完全に年寄りの星で温度も3000度程度。そして星は最後を迎える時、どんどん膨張して元の大きさの何百倍、何千倍という大きさになります。赤色巨星と呼ばれています。
赤色巨星にまで膨れ上がった星は、やがて爆発を起こし、そのチリやガスがまた新たな星の材料となったり、あまりにでかく膨れた星はブラックホールにかわったりです。こう見ると、星の一生もまた実にロマンティックなんですね。
冬の星座の代表格であるオリオン座。その左上の肩の部分にある星「ベテルギウス」は、かなり赤色巨星化しており爆発寸前と言われています。ちなみに爆発したら月の明るさ程にもなるという話。オリオンの肩がものすごく明るく輝いた後、オリオン座の形が変わってしまう、まさに世界を巻き込んだ一大スペクタクルが起きるのです。生きてる間に起きて欲しいもんです。
そんな訳で、宇宙にも見えないくらいの暗い星から明るい星、青白い星から黄色、オレンジ、赤い星まで実に様々星がちりばめられているのです。
量産品で宇宙の壁紙は、そんなに多くはないのですが、蓄光材を塗布したブラックライトで光る壁紙等はいくつかありますね。カラオケボックス等で見るやつです。でも宇宙の深い色と前述のたくさんの色で輝く星の表現は、量産壁紙にはまた難しいものの一つです。そしてグラビヤ印刷(網点)での表現は、6等星などの暗く小さい星等の表現には向いてないのでリアルな表現は難しいです。
というわけで、宇宙の壁紙もぜひ当ホームページをご活用いただければと思います。