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2018.01.12 かべいろブログ

空の壁紙の奥深さ

リフォームで天井を空にしたいという知り合いの方がいまして、話を聞いてきました。そこは窓の開口が広くてとても日差しも入り温かい空間で、その恩恵を生かした「温かい春のような空間」を目指したいと。

 

 

量産壁紙の中にも空のイメージの壁紙があることは知っていたようですが、ネットに掲載されている「空の天井」の壁紙を見ると、実は結構微妙な仕上がりになってしまっている場合が多いのです。空の壁紙は、実はそこそこ需要のある商品。ですが量産で生産しなければいけない場合は、いくつもの制約事項が出てくる訳です。

 

 

色は4色で表現しなければいけない。

パターン柄にしなければいけない。

微妙なグラデーションとかは当然出来ない。

 

 

でも空なんて、4色どころか何百色、厳密には何千色、いや何万色も使われています。そして太陽の位置や見る角度、季節、時間帯、天気、様々な要因によって同じ単色の青ではなく絶妙なグラデーションを表しています。雲だってその種類は積乱雲、層雲、巻雲、実に様々な雲があり、それも遠くの空に浮かんでる雲と、頭上の雲でも見え方や形は全く違うもの。その形も1分で変わってしまうのです。

 

一世を風靡したと言ってもいい大ヒット映画「君の名は。」

とても美しい背景美術を描く新海誠監督作品ですが、その空の美しさは圧巻でした。静止画として見せても十分綺麗なのに、映像で動きながら見せる空を頭上の雲と遠くの空の雲を形から色までしっかり描きわけている。これだから彗星が飛ぶ空の広がり、とても広い空を表現出来ている訳です。あのシーンには感動させられました。

 

これだけ様々な表情を様々な要因で魅せる空を、背景が一色の空で白いパターンに並んだ雲で表現しようなんて、空からしたら失礼な話です笑。

私達も青空の壁紙、空の表現は色々今後も増やしていきたいと思っていますので、空の壁紙をご要望の際には是非かべいろ.comでよろしくお願いします。

 

リンク:青空特集

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