友人家族が新築を計画中です。
やはり一般的に皆新築を計画する人は皆そうするものだと思いますが、色々なハウスメーカー、工務店を回りながら営業マンの話を聞いて、見学会や展示場に足を運んでいるようで。
そこで聞く話がまた面白いんです。
営業マンの営業トークが、なかなか他社をディスる内容満載らしいのです。
まあそれは営業マンにより度合いも色々だけど、やはり数千万もする買い物をさせようとすればニコニコ笑顔で自社物件のメリットばかり言ってても難しく、少しは他社の悪口でも言わなきゃ口説き落とせないのもわかります。
一条工務店はデザインが古い、〇〇は安っぽい、木造は建築中に雨に濡れるから木がカビる、〇〇の経営状態は良くないからアフターフォローが怪しい、セキスイハイムは運搬中に震度7クラスの揺れを何度も受けてるのと同じだからユニットのボルトが緩んだりする等、まあとにかく色々と出てくる各社のウイークポイントの数々。
でもそれも、そう言われたとそこの営業マンに確認するとそれは前までの話で今はこういう改善策を施しているとか、根も葉もない噂ですとか、そういうネガティヴな意見に対する対応策もしっかり講じているみたいで。まあそれはそうだろうなと。そこでたじたじになっているようじゃ家なん売れない。予測される問答に対応出来るように様々な知識、理論武装しているわけですね。
面白いと思ったのが、メリットは裏を返せばデメリットにもなるという事、そしてそこを他社攻撃の糸口にしてる事も良くあるということ。
セキスイハイムはとても気密性が高いが、裏を返せば壁紙クロスから出るホルムアルデヒドとかの汚い空気がずっと家の中にあるってことですよね、だからうちは窓の開口も広くして気密性もあえてそこまで求めてないんです、とか
CM沢山やって知名度もあり安心感もあるけど、年間何億って広告料を使ってる、その広告料はじゃあ誰が払ってるんですか?あなた達購入者ですよね?とかetc….
ハウスメーカー、工務店はまあ本当に他社研究に余念がないんですね・・・笑。
でも考えてみたら物事なんてそんなもので、あっちを立てれはこっちが立たず。スプリンターはマラソン選手にはなれないし、文系の人には理系は難しく、気密性を高めりゃ風通しはわるくなる訳で。。ピッチャーとバッターの両立が出来る日ハム大谷くらいじゃないでしょうか?
輸入車のヤナセに勤務していた知人も、ボルボを取り扱う前はボルボは固すぎて事故した時に乗員が危険、適度にボディが柔らかいから中の人間を守れると言っていたそうですが、いざ取り扱い始めると180度変わり、ボルボの頑丈さをアピールポイントにし始めたそうです(笑)。
つまり、良い事悪い事など表裏一体、紙一重。
大切なのは、自分がどういう家に住みたいのかを明確に持っておくこと、上辺の情報に惑わされないことじゃないでしょうか。
ただでさえネットに溢れかえる真偽すらわからない情報に翻弄されている時代なのですからね。。