Right Eye

*「世界が正しく見えたなら」とどれだけ思って生きてきただろう。「みんながどう見えている」か が分からない僕には正しさという概念はない。蛍光灯はどれくらい白いのか、街の喧騒はどれほど煩いのか、黒板の文字はほんとうに踊っているのか。「黒板の文字なんて踊ってないよ」そんなの僕もわかってる。だから、僕は確実にRightではない。でも、僕にしか見えないものもある。それは忘れ去られていくようなイロ。モノトーンの砂嵐のようにざわついた世界、そのノイズの中に煌く色。僕はキミに出会えてほんとうに良かった。
- これは僕の右目から見た世界 -

作家名:TOKYO・PAUL


父と母と、脳性麻痺の知的障害の兄を持つ。小5のとき両親が離婚し、自分の中の何かが壊れた。両親はずっと兄に手一杯で、僕にはいつも”普通に生きること”を求めた。去年、22歳のとき自分はADHDであることが解った。あの日、壊れた何かを、もう一度見つける旅に僕は筆と出かけた。

[画歴・受賞経歴]
「Bible & Art Exhibition 2018 」
「Bible & Art Exhibition 2019 」
「第4回 聖書動画コンテスト・アワード 2019」作品賞
「可能性アートプロジェクト2020」入賞
「第46回 現代童画展」入選
「Bible & Art Ministries' Online Art Gallery 2020」


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